開発秘話
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開発秘話
Myプラロッカーの歩み
LEC営業チームの責任者は、日本ではじめてプラスチック製ロッカーを販売した会社に在職しておりました。
その時、現在のパーソナルロッカーシステムを開発し、学校というマーケットにプラスチックロッカーを販売したのが現在LECにいる営業責任者です。
その後、更なる高みを目指して、LECへ開発の場を移しました。
その時のノウハウを活かし、LECだからこそ出来る更なる開発に日々取り組み、ホタロッカー®・転倒防止対策部品など、新しい商品を次々と生み出しております。
お客様の声を直ぐに形にし、常にベストなご提案を出来るのがLECです。
会社の歴史は刻み始めたばかりですが、プラスチックロッカーに関しての歴史は長く、開発秘話を知っているマイスターがいるのがLECの強みです。
スクール業界の開拓
前職では、プラスチックの錆に強いという強みを活かし、主にプール施設や温浴施設など水を使う施設を中心に営業活動を行っておりました。
プールや温浴施設以外の業種へも模索しつつ開拓営業を行い、営業先のひとつにスクール業界がありました。
学校と取引をしている会社様へロッカーの提案をさせていただいた際に、今の仕様だと取引のある学校へは販売できないので、商品改良が出来れば取り扱いを検討していただけると宿題をいただきました。
訪問した会社様の取引先の学校は、1人用が単体になっているスチール製ロッカーを、入学時に各自1台購入し、卒業まで自分のマイロッカーとして使用しているとのことでした。
当初プラスチックロッカーは、備え付けのロッカーを基に考えられているため、一人一人が持ち運べる仕様になっておらず持ち運ぶことが出来ませんでした。
その時いただいた宿題がきっかけで、一つのBOXになり持ち運びが可能な方法を考え、尚且つ安全に重ねられるよう専用の部品を開発・商品化いたしました。
この商品が出来たのをきっかけに、学校という新たなマーケットを開拓でき、今では多くの学校・生徒様にプラスチックロッカーをご使用いただいております。
MyプラECOロッカーの誕生
ある日、営業担当者の一人がお客様から「今どき、プラスチックですか」と問われたことがありました。
ちょうどレジ袋の有料化が決まり、世の中が「脱プラスチック」へと大きく舵を切り始めていた時でした。
お取引先の中には、元のスチール製のロッカーに戻すことを検討していらっしゃるところも出始めました。
機能性や利便性はスチール製や木製よりも明らかにプラスチック製が優れているが、スチール製や木製に変えるべきか考え、悩みました。
その末、たどり着いた答えが「再生材」「日本製」でした。折しもSDGsが世界的な取り組みとして注目された時期でした。
ビジネスマッチングサービスを通じて、再生材を使用した成型が可能で、尚且つ大型の製品を成型することができる工場と巡り合うことができました。
お客様からのご意見がきっかけとなり、時代の流れや成型可能な工場との巡り合いを経て、再生材使用の「MyプラECOロッカー」が誕生しました。
このMyプラECOロッカーは教育的側面でも大きな意味を持っています。
中高生がSDGsに関してできることは限られていますが、本来は廃棄されるはずだった材料を生かしたロッカーを毎日使うことでSDGsへの貢献にもなります。そして、MyプラECOロッカーを利用した子どもたちが社会に出た時に環境問題について考えた
り、行動したりするベースになってほしいという思いがMyプラECOロッカーには込められています。
現在では、プラスチックロッカーを検討するなら環境に優しいMyプラECOロッカーが選ばれるようになり、多くのお客様にお使い頂いてあります。